2月に見てきた「第N無人居住区」の感想などを今更。
だいぶ経っていますが、今年の1月〜2月に下北沢Gaoh!にて行われていた第N無人居住区(だいえぬむじんきょじゅうく)という展示を見てきた感想を徒然。
リアルタイム性に欠けるけどもハイパーウルトラ素晴らしかったので残しておきたい。
要は大絶賛。
きっかけ
偶然Twitter上で見かけて調べてみたらとても興味深くて、ついでに場所も下北沢で行きやすかったので行ってみたというのがきっかけ。
大量のダンボールとか小物を利用して大きな街を作り上げたものが展示されてる、なにそれ面白そう。そんな程度です。
撮った写真
・細部
しょぼコンデジでなんとか寄せて撮ったので綺麗には撮れてませんが、たくさん撮ったのでよかったらflickrの方もどうぞ。
感想
正直、ほとんど何も知らずに行ったのでうわーよくできてるなーくらいの予定でしたが、緻密で良くできている造形物以上の物がそこにはありました。
造形物として素晴らしい事は写真でもある程度伝わると思うし、大前提としてあるんですが、何よりもそこにある世界観が素晴らしいです。
参考までに公式動画もあるので載せます。
ここだけで居住できるようにいろいろな施設や家が至る所に作られた結果、縦横無尽に路地や階段が入り組む巨大居住区となり、その後誰もいなくなり、無人になった第N無人居住区。
確かこんな感じの背景だった気がします。違ってたらすいません。
そういったサイドストーリー的なものを描いた手のひらサイズの漫画も売られていました。これもまた良い。
ダンボールや豆電球という素材と素敵な世界観がうまく作用してか、虚しいはずなのにどこか暖かみがあり、あり得ない世界なのに生活感もあり、レトロな雰囲気すら感じるなんともいえない世界になっていました。
下から上まで入り組んだ居住区は九龍城砦のような魅力も兼ね備え、加えて作者様でもある猫祭り姫様の曲が流れていましたが、それもぴったりはまっており、真っ暗でお世辞にも広いとは言えない部屋の真ん中にある"これ"にしばし魅入り、前に椅子を置いて何時間でも妄想を膨らませられるような、素晴らしい展示でした。貴重な個展を偶然知ったのは本当に幸運。
デザイン・フェスタ等にも出展なさってるようなので、機会があれば是非足を運ぶべき展示だと思います。
美術とか興味なくても、緻密な立体物は見てるだけでまず楽しいです。自分もその程度です。
また見たい。
参考
展示で流れていた沈黙の町という曲が特に素敵です。
見に行かれた方のブログ記事です。全体の写真がうまく撮られているのでこちらも必見。