ボドゲことボードゲームレビュー35。ダンジョン・ロード(Dungeon Lords)。
ゲーム情報
タイトル
ダンジョン・ロード(Dungeon Lords)。
システム
ワーカープレイスメント。タイル配置。
人数・時間
2~4人。90分くらい。
作者・発売
Vlaada Chvátil。
2009年。
難易度
そこそこ複雑。
プレイ風景
10点満点評価・感想
点数についてはこちら。
ボドゲレビュー時の点数について。 - Yukix-Weblog
ダンジョンでモンスターとトラップを駆使して冒険者を迎え撃ち、できる限りダンジョンを制圧されないように、出来る限り冒険者を倒すようにすることを目指すゲーム。
各自に用意されているのはダンジョンボード、食料、お金、ミニオン(ワーカー)、インプなどなど。
ワーカープレイスメント(ワーカー駒を配置して何らかのアクションを行う)なので、
ワーカーとなるミニオンをメインボードに配置することで各種アクションを行う。
アクションとしては、
各自のダンジョンボードのダンジョンを広げたり(トンネルや部屋を作る)、
金鉱を掘ったり(お金獲得)。
インプを雇ったり(ダンジョン拡張や金鉱堀りに必要)、
モンスターを雇ったり、
お金から食料を得たり、
トラップカードを手に入れたり、
邪悪度を下げたり(色んなタイミングで邪悪度が上がりがち)
などなど。
ワーカーをアクションに置く順番によってアクションをするためのコストが上下したり、獲得量が異なったりする。
ワーカーの置き方は、アクションアイコンが書いてあるカードを各自伏せて順番において、それらを一斉にオープンにして手番順においていく。
他プレイヤーの状況や自分の優先度などを考えながら入札していくような感覚。
そんな感じでアクションを実行していくことを4ラウンド(冬~春)繰り返す。
その間で各自のダンジョンは広がり、モンスターも雇われていて、攻めてくる予定の冒険者たちもダンジョンに待機している状態に。
そんなこんなで4ラウンドが終わると戦闘のフェイズになり、
雇ったモンスター、獲得したトラップカードを駆使して攻めてくる冒険者たちとひたすら戦うことになる。
モンスターには攻撃力、冒険者にはHPがあり、基本的にはモンスターは一回攻撃したら戦闘から離脱してしまい、冒険者はHPがある限り次の戦闘も残ってしまう。
1戦闘の節目でまだ冒険者が残っていたらダンジョンの1フロアが制圧されてしまい、また次の戦闘が始まる。
戦闘も4ラウンドあって、その間に全員倒すか、全フロア制圧されるか、4ラウンドが終わると終了。
そしてまた同じようにダンジョン建設を4ラウンドやり、戦闘を4ラウンドやってゲーム終了という流れ。
途中で色々な勝利点が発生して蓄積していくタイプのゲームではなく、
ゲーム終了時点でどれくらい冒険者を倒した、どれくらい制圧されていないフロアが残っているとか、フロアが一番広い人賞とか、そういう点数を最後に計算して一番多い人が勝利。
いろいろなゲームの要素を詰め込みつつもダンジョンビルドとバトルの2つに大きく別れているシステムは結構斬新で、あんまり他にないプレイ感が味わえる。
ルールが細かくてルールブックも読みづらいのがちょっと難点だけど、やること自体は筋が通っているので、一回やれば倍近い速度で遊べると思う。
良い意味でソロプレイ感が結構あるので、多少重ゲーも遊んだ人で自分だけの最強ダンジョンを作って勇者を倒す!みたいなのが好きそうな人にはかなりハマると思います。
冒険者の中でも最強のパラディンをいつか倒したい。
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2010/07/29
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 51回
- この商品を含むブログ (7件) を見る