ボドゲことボードゲームレビュー37。センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)。
ゲーム情報
タイトル
センチュリー:スパイスロード(Century: Spice Road)。
システム
カード。デッキ構築。
人数・時間
2~5人。30分~45分くらい。
作者・発売
Emerson Matsuuchi。
2017年。
難易度
簡単。
プレイ風景
10点満点評価・感想
点数についてはこちら。
ボドゲレビュー時の点数について。 - Yukix-Weblog
スパイスロードということで、スパイスをテーマにしたカードゲーム。
スパイスを得られるカードを駆使してスパイス(キューブ駒)をやりくりして勝利点カードを獲得していく。
スパイスは
ターメリック→サフラン→カルダモン→シナモン
の四種類。
矢印を書いたのは、右に向かって価値が高いという意。
メインとなるカードは、商人カードと勝利点カードの二種類。
勝利点カードは獲得のためのスパイスが書いてあるだけのカード。
点数が高いほど価値の高いスパイスが多く必要になっている。はずw
商人カードは、
スパイスを単純に得られるカード
スパイスを一つ上の価値のスパイスに変換するカード
スパイスを他のスパイスに交換する(数も等数にかぎらず)カード
の三種類。
商人カードを獲得するにもスパイスが必要だけど、値段が明記されてるわけではない。
場には商人カードの山から横に6枚商人カードが並べてあり、山から離れる程値段が安い。
例えば一番近いスパイスなら5スパイス(そのカードより外にあるカードの枚数分)、一番遠いカードなら無料、となる。
その時支払うスパイスはどのスパイスを使ってもよくて、スパイスは取ったカードよりも外側(山から離れた方)のカードの上に置く。
カードの上に既にスパイスが載っている場合はそれはもらえる。
そうやって獲得したカードはすぐに手札として使える。
この一連の仕組がこのゲームのおそらくキモであり、
買うときはなるべく安いスパイスを使ってなるべく安く良いカードを買う
≒
良いスパイスが乗った良いカードを安く他プレイヤーに買わせなくする
という点が悩ましいところとなる。
手番に出来るアクションとしては、
商人カードを使う
商人カードを買う
勝利点カードを買う
休む
の4つだけ。
休む、ってのは使い終わったカードを全て手札に戻す、というアクション。
つまり買って増やしたものはリセットして使えるようになるので、デッキ構築もあるゲームとなる。
とは言え毎回デッキからドローするスタイルではないのでかなりプレイはし易いと思う。
ゲーム自体は誰かが5枚目(人数によって変動)の勝利点カードを購入したらそのラウンド(全員同じ手番数になるように、というだけの概念)を最後までやって終了。シンプル。
上記の通りルールは非常に簡単なので最初は物足りないかなとは思ったものの、
前述したような悩ましいところがかなり効いているのと合わせて、大体のものが公開情報で使ったカードも手札に戻るため、誰がどれくらいスパイスを増やせてどの勝利点カードを狙っているかが結構分かる。
そんなこともあってシンプルながらそれなりにやった感がある良いゲーム。
宝石の煌きがよく引き合いに出されるのも納得。
デッキ構築系のゲーム入門としても、ドミニオンと合わせてオススメかと思います。
日本語版なので購入もしやすい。
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